松本では、展示会って、やったことがないのです。
ガラスをはじめたころにやったような、どうだったか。
つまりは、20年以上前のこと。
ゲストハウスの一室、六畳間でどうかと話が来て、
秋なら暇だし、床の間くらいのもので、並べる場所はそうはないし、
いつもはないようなものを、ちょこっと置いておけばいいだろうと、
気楽に引き受けたのでしたが、
会期が近づくにつれ、コップを見にいきますとか、あの徳利みたいなのはありますかとか、
そんな風に言われると、
やはり,そちらの期待にも応えたくなり、
あの部屋に、あれもこれもどうやって並べたらいいのだろうと、
そちらの、瑣末のほうに頭がいってしまうのです。
いよいよ追いつめられてきた。
きょうは、照明に1000ボルトを通して検査する予定だったのだけど、
この期に及んで、瑣末と筋違いのほうに、頭と手がいってしまう。
1000ボルトは、危険なので、明日のいちばんだ。
「ガラスと女鳥羽の泉」
10月31日(金)-11月9日(日) お昼ごろから日没まで
ゲストハウス東家のすぐそばには、女鳥羽の泉と呼ばれる水が湧いています。
松本市は,湧き水の町です。市内の何カ所もで水が湧いています。
展示期間中は、その女鳥羽の泉を汲んでおき、
そのまま飲んだり、お茶やコーヒーにして飲んだりと、
そんな趣向ができればいいと思ってます。
「月とガラスと馬と狐と女鳥羽の泉」
11月8日(土)17:00 – 21:00
女鳥羽の泉は,善哉酒造の敷地内に湧いています。
そして,善哉の酒は女鳥羽の泉を仕込み水にして作られています。
もちろん,この夜の「女鳥羽の泉」は、ひやおろし純米吟醸です。