これまでは、去年といっしょ、、と楽を決め込んで、
ナノグラフィカの喫茶の壁に細い板を渡し、棚を6、7段作って、
コップや小鉢、一輪挿しなどを並べての展示を、かれこれ10年近く続けてきた。
、、のだけれど、
去年の11月の夜半に長野を襲った地震、善光寺の近辺は影響が大きかった。
ナノグラフィカに預けてあったガラスコップは大半が割れた。
柱時計がかけてあったまん中の柱には亀裂が入り、家全体があきらかに傾いてみえた。
そのため、柱と柱のあいだに筋交いを入れて補強、それに伴い喫茶室が少し狭くなったり、
他に、使いづらかったところなどを春に改装、
展示と喫茶を完全に分け、入り口の三和土のみが展示のスペースになった。
そんなわけで、ことしはどきどき、新鮮味いっぱいでした。
コップを選ぶには、不親切きわまりない配置ではありますが、
どうか、屈んで奥のほうまでのぞいて探してください。