豆皿だけのうつわ展

豆皿だけのうつわ展2021

「豆皿だけのうつわ展ー小さいけど、すごいやつ。小さから、すごいやつ。ー」

2021年4/17土→5/9日 11:00→19:00 入場無料 火曜日は作品入れ替えのため休廊
会場:アートスペース油亀 〒700-0812 岡山県岡山市北区出石町2丁目3-1
お問い合わせ:086-201-8884

Twitterを眺めていると知人が桃の蒸しまんじゅう作りに取り憑かれている。https://twitter.com/organsha/status/1382852809373020160?s=20
だんだん上手になるのがわかる。今朝のなどは本物の桃と紛うかの出来栄え、二つに割ったときの柔らかい皮のホワホワが伝わってきて食欲をそそられる。

さて、みなさんはやわらかい桃とかたい桃とどちらが好きでしょう?
もしかしたらこの設問自体が成り立たないのかもしれない。熟れて果汁がしたたるような甘いやわらかな桃を食べ慣れているひとには、かたい桃などは熟れる前の甘くもなんともない固まりを想像させるだけだろう。一方、かたい桃の好きなひとはやわらかい桃というと熟れすぎて甘みを通り越して渋みさえで始めた茶色い果肉を想像する。いままで知らないでいた経験を想像するのはむずかしいことなので、やわらかい桃とかたい桃、どちらがおいしいかの論争になると終わりがない。

「豆皿だけのうつわ展」のアートスペース油亀があるのは岡山市、といえば桃太郎、もちろん桃の産地。そして柔らかく熟れた甘い桃。岡山ではなかったけれど子供のころの私は、溢れる汁で滑りやすくなった熟れた桃を手から落とさぬようにちゅるちゅるとかぶりついていた。しかし、このごろはひと口大に切った桃を爪楊枝に刺してガリッと食べている。

なんでこのようなことを思ったかといえば、長野市では桜が終わり桃の濃いピンクの花の季節になってる。