これが、ワイルドキャッツ・グラスハウスの窯です。

窯2

1台の灯油バーナーで、あぶり、溶解、冷ましをまかなっています。
早朝に火をいれ、徐々に温度を上げていきます。ルツボが赤くなったころにカレット(または、割れ壜、窓ガラス)をいれ、ガラスが溶け、作業を始めるまでに、6〜8時間をかけています。
コップなら、30個くらい作り、ルツボの中を空にして、1日の仕事は終わり、そんなことをくりかえしています。
燃費は、1日にポリタンク2本(36リットル)程度だと思います。40リットルまでは使っていないでしょう。

別ページには、図面をのせてあります。
図は、レンガの数を基準に描きました。(レンガ 22.6×11.0×5.8cm)
つなぎのモルタル厚などは、考慮してありませんので、記入してある実寸とは異なってきます。
なお、分かりやすいように、写真と較べて、省略しているところもありますが、基本的な構造はおさえてあります。

それにしても、図にしてみると、レンガだらけです。
最初に作った窯では、土台になる部分は井下駄に組んで空間をとってありましたが、今の窯ではびっしりと積み上げてしまいました。日にちをあけて火を入れた時には、レンガにかなりの熱をすわれている様子で、あまりびっしりと組まないほうがいいのではないかと思っています。

もうひとつ、溶解部の排気口はレンガ一枚分下げていますが、引きが悪いので、フラットにしたほうがよいかも知れません。


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